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強みを言語化する重要性

CATEGORY
COLUMN
DATE
2023.10.31

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Index
|1.ブランドの認知度を上げるための「言語化」
|2.言語化された強みの具体例
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1.ブランドの認知度を上げるための「言語化」
宿泊施設のブランディングでは、目に見えるデザインだけでなく『自施設の強みを言語化し明記する』ことも重要です。

たとえば
佐賀県にある暁の「泊まれる図書館」のように、本がいつでも読める宿泊施設なら
【図書館】【書庫】など一言で大量の本棚を想起させるタグライン(施設の特徴を一言で表した概念)を入れたり、
尾道にあるHOTEL CYCLEのサイクリスト向けサービスで
webサイトやパンフレットに「全国初、自転車に乗ったままチェックインできるフロント」という言葉を
繰り返し表記するなどです。

特にアピールしたい強みをあえて言葉でも繰り返し明記することで、宿泊者に強く印象づけ
他施設との差別化を図ることが出来ます。

これらの中でも特に重要な役割を果たすのが「コンセプトの言語化」です。
まずコンセプトが言葉で固まらなければ、施設の特徴を言葉で表したキャッチコピーも
施設のメッセージや概念を一言で表したタグラインも作ることが難しくなります。
言語化の工程としては、まず自施設の強みや未来像、施設の特徴を複数人で分析し、言葉で正しく表現、
それから各媒体に取り込み、徹底的に表記・周知していきます。
ここで注意したいのが、耳障りの良い言葉だけを並べるのでは短絡的で
もしも本質からずれていた場合、最初は良くても時間を重ねるにつれて綻びが生じ、
レールから脱線してしまいます。
ブランドに根ざした強み・想いをしっかり言語化するには、十分な時間をかけて
幾度も方向性を確認し、議論を重ねる
必要があります。

容易な工程ではありませんが、もし出来たなら社内での意思統一や舵取りも圧倒的にしやすくなり
そのままキャッチコピーに引用したり、応用してロゴに取り入れることもできます。

2.言語化された強みの具体例
具体例として、福島県にあるブリティッシュヒルズの「パスポートのいらない英国」があります。

British Hills
出典:ブリティッシュヒルズ(施設webサイトより)

https://www.british-hills.co.jp/

イギリスが最も影響力を持った時代に台頭してきた荘園領主の館(マナーハウス)を中心として再現された街で、
多くの英国文化を体感できる語学研修施設の一角にホテルがあります。
・英連邦諸国出身スタッフが滞在しいつでも英語で話せる
・現地の資材を使って中世イギリスの建築様式に基づき建てられた宿泊棟や現地調達したインテリア
・イギリスの伝統料理を出すレストラン、ティールームでのアフタヌーン、ブリティッシュパブの設置
・カルチャーレッスンで選んで学べる多数のイギリスの伝統文化
・人、空間、料理すべてで本場をそのまま移植してきたここは、まさに日本国内で体感できる小さなイギリスそのもの
今挙げた強みは、ギュッと簡潔な12文字でまとめられてキャッチコピーに反映されているため
webサイトやパンフレットを始めとして様々な媒体で目にすることでしょう。

PBDでは施設の強みの発掘から言語化、デザインへの落とし込みまで、
密に連携を取りながらブランディングを進めることが可能です。
お困りの際は是非弊社へお声かけください。

※プライムコンセプトにも同記事を掲載しております。こちら