地域のブランド力を底上げする
2024.07.08
/ コラム
現代において、ブランドは価格問わず大変身近なものになりましたが
地域の活性化をするにあたっても他人事ではありません。
京都の祇園・北海道の札幌・神奈川の横浜ベイエリアのようないわゆる「ブランド力」のあるエリアは
名前を出すだけで誰もが魅力を感じ、現地に行きたい、地物を食べたいなどと思うことでしょう。
ブランディングはもはや化粧品・生鮮食品・衣装等の嗜好品だけにとどまらず、
カテゴリの枠を超え、積極的に行っていくべきだと考えられます。
地域の活性化をするにあたっても他人事ではありません。
京都の祇園・北海道の札幌・神奈川の横浜ベイエリアのようないわゆる「ブランド力」のあるエリアは
名前を出すだけで誰もが魅力を感じ、現地に行きたい、地物を食べたいなどと思うことでしょう。
ブランディングはもはや化粧品・生鮮食品・衣装等の嗜好品だけにとどまらず、
カテゴリの枠を超え、積極的に行っていくべきだと考えられます。
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Index
|1.地域のブランディング(ブランド力)とはなにか
|2.ブランド力を上げることでどんなメリットがあるか
|3.ブランド力を高めるための方法
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Index
|1.地域のブランディング(ブランド力)とはなにか
|2.ブランド力を上げることでどんなメリットがあるか
|3.ブランド力を高めるための方法
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1.地域のブランディング(ブランド力)とはなにか
地域のブランディングとは、
その土地に存在する観光資源(例:特産品、サービス、自然、歴史)が持つ価値を生かした
取り組み全般を言い、ブランド力とは
その観光資源が生み出す機能的・情緒的価値を指します。
機能的価値:物体やサービスそのものが持つ価値(アクセスの良さや美味しい食文化など)
情緒的価値:感覚や心に訴えかける価値(美しい景色を目にしたときの感動体験など)
わかりやすい具体例を出すと、北海道の「十勝ブランド」や「日本三大夜景」が当てはまります。
美味しいご飯を食べて感動するように、機能的価値から情緒的価値が生まれることもあれば、
山頂から美しい夜景を望んだときのように、機能的価値はなくとも
情緒的価値だけで「これならお金を払ってもいい」という気持ちが生まれることもあります。
最近では、情緒的価値の方がより重要視される傾向にあります。
2.ブランド力を上げることでどんなメリットがあるか
一番のメリットは地域の活性化に繋がることです。
具体的には
・名前を出すだけで好印象、興味を持ってもらいやすくなる
・観光地や目的地として候補に上がり、地域に直接お金が落ちる機会が増える
・特産品の価値を直接伝えられる機会が増える
・愛着が湧き、ふるさと納税や移住先でも候補に上がりやすくなる
などが挙げられます。
そのため、地域が存在することの価値や街の発展、住民の生活の質とも結びつきが深く、
資源と人材の争奪が加速する日本のどの地域においても無視できない要素となっています。
地域のブランド力を上げることに、得はあっても損はないのではないでしょうか。
3.ブランド力を高めるための方法
地域のブランド力を高める方法としては
ここにしかないものを探し出してピックアップ
=ここは◯◯の町という認識を持ってもらうことが重要です。
もし特産品が他の地域にもあるものだったとしても、地域によって文化や環境の違いは存在しますし、
食べ物なら味の違い、工芸品ならデザインの違いなどがあります。それが原石になります。
たとえばネギはどこにでもありますが、ネギの産地で有名な埼玉県深谷市は
「深谷ネギ」という日本一甘いネギを生産しており、
ある時期からグルメ番組で頻繁に取り上げられたりと一躍有名になりました。
「ふっかちゃん」という県のイメージキャラクターも深谷ねぎに起因しています。
もし観光資源もその原石すらもない場合は、
その土地にちなんだイベントを開催するなどのもうひと工夫が必要ですが
そこに土地がある以上、歴史というものは必ず存在します。
見つけた原石を活かし、さらに既存のものと組み合わせて今までに存在しなかった物を作り出せたなら
「そこにしかない新たな観光資源・◯◯」の完成です。
PBDは観光業界に精通しており、観光に特化した知識をもとに入念なリサーチを行います。
観光資源がない場合は現地で一緒に原石を発掘することも可能ですし、
そこにクライアント様の望む世界観を結びつけた最適なブランディングをご提案できます。
ちなみに、いち施設と違って地域全体をブランディングするとなれば
住んでいる地域住民の理解と協力は必須であり、丁寧な説明とフォローは不可欠です。
弊社はそこも含めてグループ会社と連携した充実のサポート体制で、継続的な地域の活性化をバックアップします。
次回は、弊社が過去に取り組んできた事例をいくつかご紹介します。